患者を除いて三方良し・・・白内障手術は3月中に!?

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患者を除いて三方良し・・・白内障手術は3月中に!?

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2020/02/10 患者を除いて三方良し・・・白内障手術は3月中に!?

白内障の患者が視力回復の目的で行う手術に「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」という先進医療に認定されている手術があります。

 

白内障の手術は、他にも医療保険適用の手術があるのですが、多焦点眼内レンズによる手術をすると、本当に良く見えるようになる、という声を聞きます(この文章、薬事法違反にはならないですよね)。

 

ところが、多焦点レンズの手術が、4月から先進医療から削除され、自由診療扱いになる、という話を聞きました。

 

先進医療の詳細については、厚生労働省のホームページをご覧いただきたいのですが、ザックり言うと、それなりの設備と技術のある医療機関が実施出来る先進的な医療で、効果はあるが費用は高額なものです。

 

多焦点レンズの手術は60万円位するのですが、民間の医療保険の先進医療特約(掛け金は数百円)に入っていると適用され、保険金から手術代が払われるため、患者は財布の負担がありません。

 

そのため、この手術を受ける人が多く、保険会社は先進医療特約で収益がマイナスになることから、厚生省に削除するように泣きを入れた結果だ、という話を関係者から聞きました。

 

効果のある治療ならば健康保険適用の手術にしたほうが良いと思うのですが、そうすると政府の医療費負担が増えるため、国としてもこれ以上の医療費増額は避けたい・・・という思いと一致したのでしょうか?

 

更に言うと、眼鏡業界も類似の要請していたとか・・・先進医療医に集中すると患者が減り、眼科処方箋に影響が・・・(間違っていたら眼鏡業界の皆様ごめんなさい)。

 

眼科処方箋の眼鏡作成は、処方された通りのレンズを用意すれば良いので、技術や設備が稚拙でも不都合はないため、業者にとっては経費のかからない良い収益源なのだそうです。

 

検眼技術のある眼鏡店の店主は、明らかに不一致なレンズを処方されていてもトラブルになるので何も言えない、とこぼしていました。

 

保険業界、政府、眼鏡業界の三方良し、それでいいのか??

 

久しぶりの内容は、決算書とも財務分析とも関係のない、〇〇の闇を暴く!みたいになりました。次回はもっとすごいのを・・・は冗談です。

 

ちなみに、この多焦点レンズ手術は15分位で終わる日帰り手術だそうで、白黒テレビ時代のドラマのように、頭からぐるぐる巻きにされた包帯を緊張してほどいて・・・なんてのは無いそうです(この話が分かる人は結構な御歳ですね~)。

 

では、また。


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