景気回復期は経営破綻が増えるので注意して１

日経平均株価がバブル崩壊後の高値を更新していますが皆さんの会社は良い影響を受けていますか？

各種経済指標も日本経済の好調を感じられる数値に変化してきています。

このような時に水を差すようですが、景気回復期は経営破綻をする企業が増加するので注意が必要です。

受注と売上の関係を考えるとわかるのですが、総じて注文を受けて納品（サービスの提供）を終えてからの入金となりますね。

その間、サービスの提供に必要な調達資材や人件費など必要な経費は受注した側が自社の費用として支払います。

その支払いでキャッシュが不足すると、デフォルト状態となり経営破綻してしまいます。

通常、キャッシュ不足の運転資金は金融機関等からの融資で対応する場合が多いのですが、信用が無ければ融資は受けられません。

3月の決算で過去最大の黒字を計上した企業が、数か月後に追加融資が受けられず経営破綻をしたことがあります。

皆様にお伝えした過去の資料を読み返して、融資が受けられる決算書数値はどうなっているか確認して下さい。

要注意先については、税引後利益、減価償却費がどうなっているかチェックです。
また、純資産と売上の倍率関係も注意してください。

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