暴風雨下のカフェにて

5月21日早朝、都心のオフィス街にあるカフェは、電車遅延を回避するために早めに出社した人達で、どこも満員でした。

前日のニュースでは、通勤時間帯に暴風雨が直撃するという天気予報が、西日本の大雨映像とともに繰り返し放送されていたのでほす。

飲み物をとりながら新聞を読む人、パソコンに向かう人、資格取得の勉強に励む人、様々でした。

会社で働くということは、色々な人たちと連携をしながら、目的の完遂に向けて組織の一員として力を発揮することだと思います。

相手の立場に立って、自分が出来ることに十分に取り組む姿勢が大切で、カフェに集まっている人達は、そんな人が多いのだろうな、と漠然と思っていましたら、至誠に悖る勿かりしか、という言葉が頭をよぎりました。

「しせいにもとるなかりしか」　真心に反する点はなかったか　という意味です。

このカフェにいる人達は、至誠に悖ることのない人なんだろうな、と思いながら、個人で仕事を完結する人も至誠に悖ること勿かりしだよなぁ、と一人自分に突っ込んでみたりして・・・。

個人で完結できる仕事をしている人達は、出社しなくとも誰も困りませんが、擦り合わせて完結する仕事をしている人達にとっては、出社せざるを得ない職場環境であることも事実。

会社の経営者は、今朝のカフェに集まったような人達に、より働きやすい環境を構築できるよう、会社を成長させる責務があると思います。

暴風雨でも、列車遅延の心配なく働ける環境が構築出来るように創意工夫する事も、働き方改革ですね。

至誠に悖ることなく働く人達に寄り掛かかる経営はアウト、だと思います。