電子部品会社がお菓子会社へ・バネがペットボトルを花瓶に変えた

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電子部品会社がお菓子会社へ・バネがペットボトルを花瓶に変えた

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2019/04/11 電子部品会社がお菓子会社へ・バネがペットボトルを花瓶に変えた

日本経済新聞の東北経済版に大きく書かれていたのは、多角化に成功した電子部品会社の記事でした。

 

リーマンショック後、雇用を確保するために多角化を模索した時、地方のスイーツが東京で人気があると聞き、試行錯誤をしてお菓子を作り始めたそうです。

 

今では電子部品の4倍の売り上げをお菓子が占めていますが、電子部品を止めるつもりもないという記事でした。

 

マーケットの占有率は変わらなくても、パイが縮小してれば相対的な数字は小さくなり、資金繰りは厳しくなります。

 

電子部品とお菓子では、専門性が違うため、経営者は大変な勇気が必要だったと思いますが、電子部品だけにこだわっていたら負のスパイラルに巻き込まれていたかもしれません。

 

自社の状況を客観的に分析し 、雇用確保のために新しい経営計画を考え、 新しいジャンルに勇気を持って資金を投資した経営者と、それを支えた人たちに、敬意を表したいと思います。

 

NHK のニュースでは、浜松のバネ製造会社の作る バネの技術を活かした生活用品が、海外の美術館からも注文が入っている、というものでした。

 

自動車のエンジン部品として供給しているバネは、モーターの電気自動車になると、大幅に使用点数が減ります。

 

注文が減ることを危惧した経営者は、考えた末、このような製品を作ってみたら注目された、と言っていました。

 

「バネがなければ世の中のものは動かない、しかしバネは表舞台に立つことがない。私はバネに日の目を当てたいと思った。」と笑いながら話す社長の会社は、従業員5人の小規模事業会社ですが、世界中から注目を浴びる仕事を作り出したのです。

 

同じ日の北陸経済版には、倒産件数が昨年度より20%増えた、という記事が載っていました。

 

負債総額215億円を抱えて倒産した会社は、テレビの販売台数でソニーを超えたこともある、旧ORION電機でした。

 

私が学生の頃、スーパーマーケットの電気売り場でテレビとビデオが一体になったテレビデオは安さでオリオン電機の一人勝ちだったような気がします。

 

オリオン電機は液晶パネルも自社生産にこだわり 、結果としてコスト高で身動きが取れなくなり、安価な海外製品にマーケット奪われてしまったようです。

 

 

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