景況が悪化する予感

ロイターの11日北京発の情報によると、中国は、2019年の国内総生産伸び率目標を、従来の6.5%前後から、6～6.5%に引き下げの見込みとのことです。

統計には相当なサバを読んでいることで知られている中国の数値発表ですが、そんなサバを読んだ数値の中で、目標値よりも下回る発表に至った事実が、現在の中国の景気減速深刻さを表してると思います。

また、我が国の内閣府が11日に発表した12月の景気ウォッチャー調査でも、家計・企業・雇用の三部門が、揃って悪化、全体の景況感が17年3月以来の低水準 になり、先行きも50を割り込んだようです。

大企業の与信管部門はここ数年冬の時代を過ごしており、中小企業では売掛金の回収や、資金ショートによる経営破綻が減ったことで経営者の計数管理が疎かになっているところも散見されます。

バブル経済を経験している経営者にすれば、好景気が続いている、と言われてもピント来ないのですが、今は好景気の経済循環なので、今の受注量をベースにした経営計画はリスクが大きすぎます。

私は顧問先のお客様に、悪化する景気に対応出来る数値計画をお作りするように進めています。

アリとキリギリスの話ではありませんが、景気が悪化した時の会社の有り様を想定して、できるところから対処していくことが肝要だと思います。

皆さんの会社は、どのような計画を立てていらっしゃいますか？