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義援金と悪代官2・・・差押えされない安全な会社を見分けるには?
さて、前回の続きです。
決算書を見たときに、この義援金はどこに記載されているのでしょうか。
個人からの義援金でも、所属業界団体等から受取った見舞金でも、雑収入として、損益計算書の営業外利益の箇所に記載されます(課税対象です)。
中小企業の場合、災害見舞金も増えているでしょうが、会社の役員関係の弔慰金がありますね。
役員構成に変化が生じている場合がありますので、重要取引き先の場合は、その内容を把握しておくと良いと思います。
株主構成が変わり、事業承継をめぐって後継者問題が浮上するかもしれません。
役員になっていた社長の息子さんが結婚していたら・・・営業部門が知らなかったらその先の受注増は期待できないかも・・・。
寄付金を支払った場合は、支払った相手によって処理が変わりますが、損益計算書の販管費明細の中に、寄付金として記載されます。
このお金は販管費なので、税務上費用扱いになるのか、というとそうではありません。
儲かったら、自分の関係する団体に寄付をして、会社の課税対象金額を圧縮し、寄付した団体を通じて自分に利益還元をする・・・、となると宜しくないので、寄付金が税額控除される条件は厳しく制限されています。
自社の資本金と税引き前利益の割合に応じた計算式で算出した金額が損金扱いになる、など少々ややこしいのですが、これは決算処理で税理士がやってくれます・・・と言うよりそれが彼らの仕事です。
さて、悪代官、いや銀行の差押えの話に戻りますが、会社経営の現場では、リスクに備えて資金繰りやリスクヘッジをする為の対策を講じていなければなりません。
安心して取引きが出来る企業とそうではない企業を見分けなければなりません。
よほどの事が無い限り、差押えに至るまでには、何か月も前から兆候が出ています。
青天の霹靂なんてことは、殆ど無いです。
兆候に気が付かないか、気が付いていても事の重要性に繋がっていることに思いが至らないので判らないのです、
〇〇比率が平均以上とか、自己資本比率が云々・・・など資格試験の教科書に書いてある重要公式をすらすら言えても、現実の世界では役に立たちません。
かと言って、取引き先に頻繁に顔を出していれさえすれば判る、というものでもないのです。
経営者の性格や経営方針、会社の行動パターン、そして資金繰り行動が判っていれば、早期に異常をキャッチすることが出来ます。
そして、その能力は決算書を読解することが出来れば身に着けられます。
決算書を読む力と実務に即した分析方法を身に付けると、何年も前から兆候をキャッチすることができるようになるのです。
決算書の勉強会を2月、3月に実施しますので、興味がありましたらホームページのセミナー開催情報などからご確認ください。
メッセージを頂戴しても結構です。
最後に少し商売色が出てしましました。m(__)m m(__)m m(__)m。
貧苦に喘いでいる人からお金をむしり取る・・・で思い出しましたが落語にもこのような話があります。
親から勘当されて茄子売りになった若旦那が、貧しい親子の姿を見かねて茄子の売上金を渡します。
ところが、長屋の大家がそのお金を取り上げて騒ぎになる、唐茄子屋政談(とうなすやせいだん)という古典落語です。
昭和の大名人古今亭志ん生、ご子息で夭逝された天才古今亭志ん朝の噺が有名ですが、今はその正統を受け継ぎ活躍されている、古今亭志ん輔師匠の話が私は好きです。
機会がありましたら落語会のご案内も差し上げますね。
では、良い週末をお過ごしください。
バックナンバーはこちらからもご覧いただけます
https://mail.os7.biz/b/1UyI
決算書がわかると仕事が変わる 日本一わかりやすい決算書ナビゲーター 経済産業省 認定経営革新等支援機関 株式会社プロフィークイス TEL 045-438-2373 FAX. 045-438-2374 営業日 9:00~18:00(土日祝定休)
23/06/24
24/03/06
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さて、前回の続きです。
決算書を見たときに、この義援金はどこに記載されているのでしょうか。
個人からの義援金でも、所属業界団体等から受取った見舞金でも、雑収入として、損益計算書の営業外利益の箇所に記載されます(課税対象です)。
中小企業の場合、災害見舞金も増えているでしょうが、会社の役員関係の弔慰金がありますね。
役員構成に変化が生じている場合がありますので、重要取引き先の場合は、その内容を把握しておくと良いと思います。
株主構成が変わり、事業承継をめぐって後継者問題が浮上するかもしれません。
役員になっていた社長の息子さんが結婚していたら・・・営業部門が知らなかったらその先の受注増は期待できないかも・・・。
寄付金を支払った場合は、支払った相手によって処理が変わりますが、損益計算書の販管費明細の中に、寄付金として記載されます。
このお金は販管費なので、税務上費用扱いになるのか、というとそうではありません。
儲かったら、自分の関係する団体に寄付をして、会社の課税対象金額を圧縮し、寄付した団体を通じて自分に利益還元をする・・・、となると宜しくないので、寄付金が税額控除される条件は厳しく制限されています。
自社の資本金と税引き前利益の割合に応じた計算式で算出した金額が損金扱いになる、など少々ややこしいのですが、これは決算処理で税理士がやってくれます・・・と言うよりそれが彼らの仕事です。
さて、悪代官、いや銀行の差押えの話に戻りますが、会社経営の現場では、リスクに備えて資金繰りやリスクヘッジをする為の対策を講じていなければなりません。
安心して取引きが出来る企業とそうではない企業を見分けなければなりません。
よほどの事が無い限り、差押えに至るまでには、何か月も前から兆候が出ています。
青天の霹靂なんてことは、殆ど無いです。
兆候に気が付かないか、気が付いていても事の重要性に繋がっていることに思いが至らないので判らないのです、
〇〇比率が平均以上とか、自己資本比率が云々・・・など資格試験の教科書に書いてある重要公式をすらすら言えても、現実の世界では役に立たちません。
かと言って、取引き先に頻繁に顔を出していれさえすれば判る、というものでもないのです。
経営者の性格や経営方針、会社の行動パターン、そして資金繰り行動が判っていれば、早期に異常をキャッチすることが出来ます。
そして、その能力は決算書を読解することが出来れば身に着けられます。
決算書を読む力と実務に即した分析方法を身に付けると、何年も前から兆候をキャッチすることができるようになるのです。
決算書の勉強会を2月、3月に実施しますので、興味がありましたらホームページのセミナー開催情報などからご確認ください。
メッセージを頂戴しても結構です。
最後に少し商売色が出てしましました。m(__)m m(__)m m(__)m。
貧苦に喘いでいる人からお金をむしり取る・・・で思い出しましたが落語にもこのような話があります。
親から勘当されて茄子売りになった若旦那が、貧しい親子の姿を見かねて茄子の売上金を渡します。
ところが、長屋の大家がそのお金を取り上げて騒ぎになる、唐茄子屋政談(とうなすやせいだん)という古典落語です。
昭和の大名人古今亭志ん生、ご子息で夭逝された天才古今亭志ん朝の噺が有名ですが、今はその正統を受け継ぎ活躍されている、古今亭志ん輔師匠の話が私は好きです。
機会がありましたら落語会のご案内も差し上げますね。
では、良い週末をお過ごしください。
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