中小企業の廃業増加　銀行の不良債権処理費も二倍に

ご無沙汰をしております。

 

この夏、事務所を移転し（それも、急に！）それに伴い、登記変更に始まり、登録事
業の許可申請、移転届、電話回線、インターネット回線、プロバイダー契約、あっと
いう間に秋になり、気を緩めていたら冬になってしまいました。
また、ちょっとまじめになってブログを書きます。
最後に、お知らせもございます。

 

 

帝国データバンクが全国の後継者不在動向調査を発表しました。

 

「後継者不在率」 低下傾向2019年は65.2％、2年連続低下 ～ 全年代で不在率低下、
「60代」は初めて5割を下回る ～とのこと。

 

http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p191104.html

 

中小企業、特に小規模企業に近い企業は人材不足、先行きの不安などから、自分の代
で廃業を考えている企業も多いようです。

 

本日11月12日付けの日経新聞にも、地銀の不良債権処理費が2倍になり、後継者
が確保できず事業継続を断念し破綻している企業も増えているという記事が総合面に
掲載されていました。

 

また、経産省の試算では、後継者問題が解決しない場合、2025年頃までに最大約650万
人の雇用と約22兆円分のGDP（国内総生産）が喪失されるようです。

 

日本政策金融公庫の調べでも、60歳以上の経営者のうち50％超が将来的な廃業を予定
しているようです。

 

中小企業の取引先の後継者について、日常的に確認しておく必要性をセミナー参加者
の皆様にはお伝えしていますが、取引先の重要度、頻度、代替可能性などを考慮し
て、余裕をもって社内の方針を策定するようにしてください。

 

取引先の決算書を毎年分析し、取り巻く環境を整理して重ね合わせると、経営者の方
針が見えてきます。

 

販管費明細や、製造原価明細まで見られれば、それだけでも沢山の情報を得ることが
できますね。

 

 
～末永よりＰＲ～

 

資材部門のための決算書の基礎知識講座をおこないます。お時間がございましたら

ご参加ください。

 

12月3日（火曜）10：00～16：30　都内新御茶ノ水の連合会館で行います。

 

ＢＳ，ＰＬ、各勘定科目の考え方など、数字に関わらずに過ごしてきた皆様向けに

実施します。

 

一部過去の勉強会と被る部分がありますが、管理会計にも踏みこんでいます。
文科系の皆様に理解していただけるような内容です。

 

他部門の方、お知り合いにご紹介いただけると嬉しいです。
資材担当者でなくとも十分に理解していただける基礎講座です。

 

申し込みの備考に、末永の紹介と記載していただけるとそ～っと優遇できると思います。
https://c-jp.or.jp/20191203.html

 

本日は以上です